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地球の生命の起源は宇宙からやってきた?リュウグウ小惑星と地球生命の関係

サイエンス

地球の生命は、どのように誕生したのでしょう?

生命のはじまりについて考えるときは、大昔の地球のことを考えますよね。

実は、生命の起源の手掛かりは、小惑星リュウグウのサンプル(試料)から得られました。

小惑星リュウグウから持ち帰ったサンプルを、岡山大学の研究チームが分析したところ、なんとアミノ酸が発見されたんです。

これが何を意味するのか?

地球が誕生する遥か以前から、宇宙には生命の材料が存在していた可能性があるということ。

この記事では、地球の生命の起源に関する研究についてお話していきます。

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科学が解き明かす生命の起源

ここでのキーワードは「アビオジェネシス」です。

「アビオジェネシス」という理論は、地球で生命がどうやって生まれたかを説明するものです。

アビオジェネシスの内容を簡単に説明すると↓

長い時間をかけ、水・空気・地球にあった化学物質が偶然に反応し合いました。

この反応で、たんぱく質やDNAのような、生命を作るための複雑な分子ができあがったんです。

イメージとしては、自然という大きな実験室で、偶然に「生命のはじまり」の化学反応を起こしたようなもの。

偶然の化学反応で「ただの物質」⇒「生きているもの」へと進化したのです。

アビオジェネシスのおかげで、今の多様な生命が地球上に存在するようになったわけです。

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地球の生命の始まりは宇宙からもたらされた可能性

2022年6月15日、岡山大学の研究グループは、小惑星リュウグウから持ち帰られたサンプル内に「アミノ酸」が存在することを公表しました。

アミノ酸は、生命を形成する重要な成分です。

この発見は、宇宙の小惑星が地球に生命を作るための材料を届けたかもしれないという新しい考え方を生み出しました。

つまり、昔小惑星が地球にぶつかった時に、生命が始まるきっかけを作ったのかもしれないってこと。

アビオジェネシス(生命が非生物から生まれる過程)は、地球独自の現象である可能性が高いです。

しかし、岡山大学のチームが小惑星リュウグウのサンプルからアミノ酸を発見したことで、生命誕生の手がかりが宇宙から来た可能性について新たな考えが出てきました。

ただ、アビオジェネシスが、直接宇宙の物質と関係があるかは、まだ分かっていません。

はやぶさ2が小惑星リュウグウに到着したのは2018年6月です。この時、地球からリュウグウまでの距離は約2億8000万キロメートル。「はやぶさ2」は2020年12月に地球帰還しました。
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生命誕生の条件

水が液体であること、ちょうど良い温度、そしていろいろな化学物質があることが、生命が誕生するために重要なんです。

地球には、生命が生まれやすい特別な条件が揃っているんですよ。

  • 液体の水
  • 適度な温度
  • 化学的多様性

これらの条件は地球だけではなく、他の惑星や衛星にもあるかもしれません。

そうなると、宇宙のあちこちで生命を見つけるチャンスが広がります。

そんな可能性を求めて、科学者たちは「宇宙のどこかに生命がいないか?」を研究しています。

宇宙人…どこかにいると思いませんか?

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【まとめ】「地球の生命の誕生」の研究はまだまだつづく…

岡山大学の研究者たちが、宇宙の小惑星リュウグウのサンプルを調べたところ、アミノ酸が見つかりました。

アミノ酸は、生き物を作るのに必要なものです。

地球に生命が誕生する前から、宇宙には生命を作るものがあった可能性があります。

つまり、生き物が生まれるための素材は、宇宙からやってきたのかもしれないのです。

生命が地球でどうやって始まったかについての一つの考え方に「アビオジェネシス」というものがあります。

これは、長い時間をかけて、水や空気などがたまたまくっついて反応して、生き物を作る複雑なものができたという理論です。

でも、リュウグウのサンプルでアミノ酸が見つかったことで、生命の始まりについて新しい考え方が出てきました。

宇宙のどこかから、「生命を作るための材料」が地球に届いた可能性があるという考え方です。

生命が誕生するには、液体の水、ちょうど良い温度、いろんな化学物質が必要です。

地球にはこれが全部そろっています。

でも、地球だけではなく、ほかの惑星や衛星にも、生命が生まれる条件があるかもしれません。

だから科学者たちは、宇宙のいろんなところを調べて、「宇宙に他の生き物はいるのか?」と探し、研究しています。

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